無症状の方への胃カメラ検査は**原則として自由診療(保険適用外)**となります。

保険適用されるのは、胃痛や吐き気、胸焼けなどの「症状がある場合」、または「健康診断で異常を指摘され、その精密検査として医師が胃カメラ検査を必要と判断した場合」など、何らかの病気が疑われるか検査の必要性が認められるケースに限られます。

◎保険診療となるケース
  • 自覚症状がある場合::胃痛、吐き気、胸焼けなどがある場合。
     
  • 検査異常がある場合::貧血や腫瘍マーカーの上昇、画像検査で異常が見つかった場合。
     
  • 精密検査として医師が必要と判断した場合::健康診断や人間ドックで異常を指摘された場合、または過去の胃の病歴から医師が胃カメラ検査の必要性を判断した場合。
     
◎自由診療となるケース
  • 症状がない場合
    病気の早期発見のため、健康診断や人間ドックなどで「何となく受けてみたい」という理由で行う場合。
     
  • 本人の希望のみの場合
    医師が検査の必要性はないと判断したにも関わらず、本人の希望で検査を受ける場合。
     
<費用について>
  • 保険診療
    保険の原則負担割合に応じて費用が決まります(詳細は胃カメラの項目をご覧下さい)。
     
  • 自由診療
    医療機関が自由に費用を設定できるため、医療機関によって費用が異なります(詳細は人間ドックの項目をご覧下さい)。
     
*検査を希望される場合は、事前に医療機関で保険適用となるか、自由診療になるかを確認することをおすすめします。