はじめに
『腹部エコー検査』について
腹部エコー検査では、胃カメラや大腸カメラでは観察できない臓器(肝臓、胆のう、胆管、膵臓、腎臓、副腎、脾臓、膀胱、前立腺、子宮、卵巣など)を見ることが出来ます。 また、進行がんや潰瘍、強い炎症などは腹部エコーでも指摘することができ、苦痛なく診察室で手軽に出来るため、お腹の病気を診察するためには必要不可欠な検査です。
腹部エコー検査は診察時に随時実施することが可能ですので、お気軽にお申し付け下さい。
- 検査ご希望の際は、最低6時間以上お食事を抜いてください。
- 出来る範囲で尿は貯めた状態でお願いします。
腹部超音波検査により
見つかる病気
下記の疾患等の診断に有用です。
- 脂肪肝
- 慢性肝疾患
- 肝細胞がん等の肝腫瘍
- 肝血管腫
- 肝嚢胞
- 胆嚢ポリープ
- 胆嚢結石
- 総胆管結石
- 胆嚢がん
- 胆管がん
- 膵がん等の膵腫瘍
- 脾腫
- 脾腫瘍
- 腎結石
- 腎腫瘍
- 水腎症
- 副腎腫瘍
- 腹水
- 腸管壁肥厚
- 腸閉塞
腹部超音波
検査料金
腹部超音波検査の料金は以下のようになっています。
検査の内容 | 1割負担の方 | 3割負担の方 |
---|---|---|
腹部エコー (超音波)検査 |
530円 | 1,590円 |
ご留意点
- 上記費用とは別に、初・再診料などが必要です。
腹部超音波検査の流れ
- 01診察
-
診察室へ入って頂き、まずベッドに仰向けに寝て頂きます。そして、上着はみぞおちのあたりまで捲り上げて頂き、ズボンやスカートは腰骨あたりまで下げて頂きます。
検査部位にゼリーを塗り、超音波装置を当てながらモニターで臓器の形態などを観察していきます。観察しやすくするため、深呼吸や息こらえを何度か繰り返して頂きます。また、エコー画像を見やすくするため、お部屋は暗くして検査を行います。※苦痛は一切ありませんのでご安心下さい。また、CT検査のような放射線被曝もありませんので、若年女性でも安心して検査を受けて頂けます。
- 検査前は食事を取らないでください。
- 午前の検査では朝食を、午後の検査では昼食を抜いてください。また牛乳などの脂肪分を含む飲み物も控えてください。
-
我慢できる範囲で尿を溜めておいてください。
(尿が溜まっていないと、膀胱、前立腺、子宮、卵巣などの骨盤腔臓器は観察出来ません。
ご留意点